宗会長は、役員とともに全力で運営に臨む意欲を示した。昨年10月に福岡で開催され、世界9カ国から21県人会が集結した海外福岡県人会世界大会について報告し、南加からは26人が参加して同郷人と交流を深めた。知事からは「海外での県民の活躍に感銘を受ける」と激励を受けたとし、「次の2016年はメキシコ大会なので、みんなで行きましょう」と呼びかけた。会の運営面については、若者の入会勧誘に力を注ぐ考えを示した。福岡県が、県費留学生制度(1年間と2週間のホームステイ)を持ち、受け入れに積極的であることを紹介し、この長短両プログラムを有効に活用するために「みなさんの子ども、孫、おい、めいが参加するように誘って下さい」と協力を求めた。
高齢者表彰(80、88、95、99歳)の9人に対し、小川洋県知事から贈られた祝状と記念品の贈呈式が席上、催された。来賓を交えた鏡開きをし、顧問の大谷明義さんが音頭をとり、祝杯を挙げた。
県人会の活動は、新年会、ピクニック、敬老会、追悼法要、忘年会、月例ゴルフ大会を軸とし、青壮年会が花見、ワイナリーツアー、婦人会はラスベガス旅行、クリスマス会などと活発だ。宗会長は、新年会の参加者が100人を超えたことに「みんなの協力の表れ」と胸を張った。会の高齢化対策として、英語を話す若者を取り込む方針について「4世、5世、6世の時代なので、若い人の発想を取り入れたい」と意欲を示す。県費留学制度について「貴重な経験を積んで帰って来る。福岡が好きなので県人会に入れば役に立ってくれると思う」と重要性を唱え、「若い人にどうすれば入ってもらい、活動してもらえるかを考えたい」とし、英語のウエブサイトを立ち上げ、諸行事への参加を促す考えを示した。【永田潤、写真も】