渡部隆男副会長は開会の辞で「皆さん明けましておめでとうございます。今年は午年です。午年生まれの人の長所は才知に優れ、器用で業務に熱心。短所は怒りやすく、すぐに顔に出る。また、他所で暮らす運命の人が多いとあります。長所を発揮すれば幸せな人生を送ることができるとあります。今年も元気で生きましょう」とあいさつした。
会長退任あいさつで宮崎さんは「この2年間、思った以上に多忙で体調を崩すこともあったが、スタッフに助けられ、支えられて、本日を迎えることができた。パイオニアセンターを訪れる人たちの中には日本語も英語もできない人が少なくなく、こうした人たちの要望を聞き取り、理解し、対応するボランティアの姿にはいつも心を打たれた。スタッフと一緒に仕事をするのが本当に楽しかった。センターの文化教室は現在20ほどあるが、時代の流れと共にその内容も変化している。従来の川柳、俳句、短歌、日本舞踊、民踊のほかに、コンピュータークラス、写真クラスなどで学んでいる人たちは皆、生き生きとした表情で、それぞれの趣味を楽しんでいる姿は、若々しくて、うれしく思う。私の後任として半田俊夫さんに声をかけた折、なかなか首を縦に振ってもらえなかったが、俊子夫人を説得して、ようやく引き受けてもらった。半田さんは多忙な身であることは承知していたが、引き受けてくれて本当に感謝している」と述べた。
半田新会長は「先人たちが築いた日系パイオニアセンターの緒活動を、世代を超えて後世に残してゆかねばならない。先人の名に恥じぬよう努め、センターの発展に尽くしたい」と抱負を語った。宮崎前会長には半田新会長から感謝の盾が贈呈された。
第二式は、当銘貞夫南加県人会協議会会長、青木義男南加日商会頭、在ロサンゼルス日本総領事館の須賀正広首席領事が祝辞を述べた。
余興は、沖縄の琴による演奏3曲、藤間勢涌美会による日本舞踊、松原千龍さんによる歌謡舞踊、特別出演として須賀首席領事のカラオケも披露された。最後に、サイレントオークションやドアプライズを全員が楽しんだ。【平山裕子、写真も】