ロサンゼルス市議会は4日、飲食店やバー、ナイトクラブ、公園やビーチをはじめとする公共の場での電子たばこの吸引を禁止する規制案を14対0で可決した。
 従来のたばこと違い、ニコチンを含む液体を気化させた蒸気を吸引する電子たばこをめぐっては、その有害性や規制の有無が長年議論されてきた。禁煙の手法のひとつとしても広く用いられ始めている一方で、米疾病対策センター(CDC)は、「従来のたばこに比べて有害性は低いが、無害ではない」として注意を呼びかけている。
 ロサンゼルス市議会では、規制を設ける案は満場一致で可決されたものの、ジョー・ブスカイーノ議員が提案した「未成年が入れないバーは規制から免除されるべき」との修正案は、「たばこと同様な規制を敷くべき」との理由などから8対6で否決された。一方、葉巻や水たばこ同様に、電子たばこも特別なラウンジでの吸引は規制から免除される。

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