2014年度広島県人会合同親睦ピクニックに集まった会員ら
2014年度広島県人会合同親睦ピクニックに集まった会員ら

「ユース国際交流イン広島」に同県人会から参加する(右から)チャンさん、エイミスさん、タニオカさん、リーダーのイマムラさん
「ユース国際交流イン広島」に同県人会から参加する(右から)チャンさん、エイミスさん、タニオカさん、リーダーのイマムラさん

 南加広島県人会と同婦人会、若者会員を中心としたヒロケングループは6月22日、恒例の合同親睦ピクニックをブエナパーク市のボイセランク公園で催した。会場には、会員やその家族など3世代約200人の「大家族」が集まり、初夏の楽しいひとときを過ごした。

 来賓と会員を前に井川隆実会長は、「今日は短い時間ですが、何もかも忘れ、皆さんと一緒に楽しいピクニックを過ごしたいと思います」とあいさつ。約10年前から毎年、会員の長井朝江さんが約1週間かけて6パウンドの小豆を煮込んで作る宇治金時をはじめ、ホットドッグやコーンなどが振る舞われ、食後にはカラオケやミニ運動会などで盛り上がった。
 会場では、今年80歳を迎えた会員に敬老の祝い状と記念品が贈呈され、会長から長年における会への尽力に感謝の言葉が贈られた。
 また、毎年7月に広島県が主催する「ユース国際交流イン広島」に同県人会から参加する学生3人と、リーダー引率者の1人が紹介された。今年は、サクラメント、シカゴ、ハワイなどからの参加者とともに、約10日間にわたり広島県内でホームステイや文化交流を経験する。
 同会から参加するのは、ブランドン・チャンさん、シドニー・タニオカさん、モーガン・エイミスさんの3人に加え、3年前に同プログラムに参加したミシェル・イマムラさんがリーダーとして学生を引率する。
 今回で3回目の広島訪問となるチャンさんは、「今まで体験できなかった広島文化を学びたい」と話し、1度だけ広島に行ったことのあるタニオカさんは、「前回は観光重視だったので、今回はもっと自身の広島ルーツについて学びたい」と意欲を示した。一方今回が初訪日となるエイミスさんは、「異国文化を体感できるのが待ちきれない」と話し、本場の日本食をはじめ、日米の学校制度の違いにも興味があると述べた。

常に行列ができたかき氷
常に行列ができたかき氷

 リーダーのイマムラさんは、3年前に自身が体験した貴重な経験をもとに、「3人には文化や歴史をはじめ、地元の子どもたちとの交流を満喫してもらいたい」とアドバイスした。
 この日朝6時半から会場入りし、セットアップに取り掛かっていた井川会長は、「会員の高齢化が急速に進み、年々準備が大変になってきた」といい、2月の新年会で井川斎事務局長が述べたように、同会会員の半数以上が75歳以上となり、今後どのように若者会員を取り込んでいくのかが大きな課題となっている。井川会長は、「これからも人と人とのつながりを大切にし、会員が県人会に何を求めているのか、彼らのニーズにも耳を傾けながら、解決策を模索していきたい」と話した。
【中村良子、写真も】

子どもたちのミニ運動会
子どもたちのミニ運動会

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