前からeReaderがほしいなとは思っていたが、先月、父の日に娘とカミさんがタブレットを買ってくれた。前に娘に買ってあげたのと同じ機種で、ラップトップとeReaderの中間的機能を持っているといえばいいか。先輩格の娘に教わりながら楽しんでいる。
 しかしタブレットというのは見方によれば「帯に短し、たすきに長し」かもしれない。eReaderほど小型ではなく、片手で持つには少々重い。ちょっとポケットに、とはいかない。しかしアプリ(アプリケーション、プログラム、ソフトのこと)を増やすことでいろいろな機能を発揮する。無料のアプリも増えてきているのでその点はよしとしよう。
 ラップトップに比べると、専用ケースが必要ではあるが、格段に軽く持ち運びには便利。ただ、コンピュータで利用できるプログラムが使用できない。仕事で使用しているソフトが使えないのはなんとなく淋しい。それに近いアプリを探してインストールするしかない。もちろんこの手の機械類は、「あれも満点、これも満点」とはいかないのでそれなりに楽しむのが一番。
 e-bookは以前書いたことがあるが、紙の本に比べれば半額ほどに設定してあるし、古典などでコピーライトが消失した本がインターネットを通じて無料で手に入る。また、これから売り出したい人の作品は無料というサイトもある。ちょっと遠出したい時に本をたくさん持って行くよりこれ1台ですむのもいい。
 Wi-Fiでインターネットが使えるところなら、交通情報も得られる。最近はこういった場所(ホットスポット)が増えているのも有り難い。
 僕のタブレットのもう一つ上の機種はコンピュータのソフトが使用できるそうな。そうなると、これはもうノートパソコンになってしまうし、それなりに高額でもある。しかもコンピュータの機能を詰め込むには小さすぎるので、やはり中途半端。
 やはり、タブレットはタブレット。インターネットも使えるしこれで十分。食後のひと時の読書(紙の触感はなくなったが)、その時の気分で数冊の本をすぐに切り替えられる。当分は楽しめそうだ。【徳永憲治】

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