オープニングを記念してテープカッティングをしたマイアーCEO(右から3人目)とユニクロ関係者たち
オープニングを記念してテープカッティングをしたマイアーCEO(右から3人目)とユニクロ関係者たち
 日本だけでなく、今やニューヨークやロンドン、パリ、香港など世界16カ国、1400店を展開するカジュアル衣料ブランド「ユニクロ」が今秋、ロサンゼルスにも上陸した。ロサンゼルス市にある大型ショッピングモール、ビバリーセンターでは10日、同店のグランドオープニングイベントが行われ、日本発の衣料ブランドのロサンゼルス進出を心待ちにしていた買い物客が開店を喜んだ。

日本の藍染めをモチーフに作った「ピュア・ブルー・ジャパン・プロジェクト」の商品
日本の藍染めをモチーフに作った「ピュア・ブルー・ジャパン・プロジェクト」の商品
 米国で展開する「ユニクロUSA(ラリー・マイアーCEO)」が南カリフォルニアで店舗運営を開始したのは今年9月から。9月5日にコスタメサのショッピングモール、サウス・コースト・プラザ店を皮切りに、グレンデールのギャラリア、ノースリッジのノースリッジ・ファッションセンターに次いで、ビバリーセンターは4店舗目となる。すでに北カリフォルニアではサンフランシスコ店など10店舗を営業している。
 当日はマイアーCEOをはじめ、ユニクロ関係者らがリボンカッティングを行い、太鼓演奏で日本風の演出をして来場者をもてなした。
 同店でも日本同様、老若男女に向けて高品質で着心地が良いカジュアル衣料を、買い求めやすい価格で販売している。色のバリエーションも豊富だ。
 2万9千平方フィートとロサンゼルス地区では最大規模の店舗面積を誇る店内には、最新の技術を駆使し熱を逃さず保温する機能インナー「ヒートテック」や暑い季節でも汗を逃し心地よさを追求したインナー「エアリズム」、軽さと暖かさの両方を実現した「ウルトラライトダウン」などのヒット商品のほか、ロサンゼルスエリア限定で日本の藍染めをモチーフに作った「ピュア・ブルー・ジャパン・プロジェクト」などが並ぶ。
 価格はヒートテックのキャミソールが12・90ドル、長袖インナーやレギンスが14・90ドル、エアリズムの袖なしインナーが12・90ドル、ウルトラライトダウンのベストが49・90ドル、アウターが79・90ドルとなっている。
ストレッチ素材を使用しているため腹部も伸び縮み自由なデニムパンツ
ストレッチ素材を使用しているため腹部も伸び縮み自由なデニムパンツ
 「日本で購入するより価格は少し高いが、すぐに買えるという利便性を考えたら気にならない」と話すのは、ガーデナ市在住の桑原綾さん。この日は1時間かけて訪れたという。「今までは日本に帰国した時にまとめ買いをしていたが、ロサンゼルスに店舗ができたのでこれからはすぐに手に入るようになった」と語る。
 ビバリーヒルズ在住のキャロル・ゴールステインさんはサンフランシスコ店で以前買い物をしたことがあり、それ以来ユニクロのファンだという。「色が豊富で着心地も抜群。質が良いのに値段も手頃。洋服にまでテクノロジーを駆使する日本人の発想はすごい」と話し、友人と買い物を楽しんでいた。【吉田純子、写真も】

ガーデナ市から買い物に訪れた桑原綾さん(中央)と友人
ガーデナ市から買い物に訪れた桑原綾さん(中央)と友人

ユニクロの日本発のテクノロジーを称賛し友人と買い物を楽しむキャロル・ゴールステインさん(左)
ユニクロの日本発のテクノロジーを称賛し友人と買い物を楽しむキャロル・ゴールステインさん(左)

Leave a comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *