ロサンゼルス市議会は28日、500万ドルの予算を投じて同市の道路や歩道、そのほか公共エリアの清掃サービスを強化し美化を目指す「クリーン・ストリート」計画案を承認した。
同市ではこれまで、道端に捨てられたゴミや、放置された粗大ゴミが多いことなど、劣悪な道路環境が問題視されていた。
同市の公衆衛生局は以前から、ホットラインや携帯電話アプリ「MyLA311」への住民からの問い合わせによって、これまで落書き除去や粗大ゴミの引き取りなどを請け負ってきた。
今回500万ドルの予算が充てられたことにより、今後清掃サービスの向上を目指す。
同市に15ある各市議会区は、毎月どのエリアに清掃サービスを受けるかを決めていく。ただスキッド・ロウなど、道路の衛生状態などが極めて悪いと判断されているエリアは清掃サービスが強化され月25日間、重点的に清掃されることになる。
同プログラムは第1区のギル・セディーヨ市議が発案した「Keep it Clean」計画をもとに発案された。100万ドルの予算を投じて行われた同計画は、同管轄区内のハイランド・パークやエリシアン・パーク、ウエストレイク、チャイナタウン、リンカーン・ハイツ、マッカーサー・ハイツなどでおよそ1000トンのゴミを回収し、地域の美化に貢献した。