総領事は、衆院選で3日から始まった在外投票に関し、投票権獲得は「まさにロサンゼルスの邦人の尽力があって実現した」と強調。だが、前回の投票者数が、ニューヨークの千人に対し、当地は700人だったことを「残念」だとし、在外選挙人証を示しながら「日米文化会館に行って投票し、みなさんの声を国政に聞かせてほしい」と促した。選挙の結果がどうであっても「日本と南加、アリゾナの関係は強固であり続ける」と確信し「日米の友情関係がさらに深まることを祈念したい」と締めくくった。
陛下は、皇后さまとともに全国各地を回られ、東日本大震災の被災地を慰問したり、広島の原爆慰霊碑に花を手向けて拝礼するなど、元気に公務をこなされている。
今秋、旭日双光章を受章した日系パイオニアセンター会長の半田俊夫さんは勲章を胸に、他の受勲者とともに皇居・宮殿で陛下に謁見した。陛下の「国のために長年尽くされ、ありがとうございます」など、感謝尽くめの言葉に「日本人の魂に響いた。いい国に生まれたことを誇りに思った」といい、胸が熱くなったという。「これからも体に気をつけて、尽力して下さい」と励まされ、「温かい気持ちになり、やる気が沸いた」と意欲を示し、故国へのさらなる献身を誓った。
会場では、世界無形文化遺産に登録された和食に続こうと、日本が世界に売り込む、新幹線や観光を促進、そして世界で初めて一般に販売される燃料電池車が展示され、クールジャパンの紹介に努めた。【永田潤、写真も】