福岡県の小川洋知事から高齢者祝状を送られた(右から)野田さん、柳瀬さん、大谷さん(松江さんの代理)の3人と宗会長
福岡県の小川洋知事から高齢者祝状を送られた(右から)野田さん、柳瀬さん、大谷さん(松江さんの代理)の3人と宗会長
 南加福岡県人会(宗伸之会長)は1日、モンテベロ市のクワイエットキャノンで新年総会と親睦会を開催した。来賓として出席した新村出・在ロサンゼルス日本国領事をはじめ、およそ100人の会員が集まる中、高齢者への祝状と記念品の贈呈、奨学金の授与も行われ、これまで地域社会に貢献してきた会員のますますの長寿を願い、またこれから羽ばたく若者の未来を共に祝した。

 今年3年目を迎えた宗会長は、英語のみを話す5世6世へと世代が移り変わる中、英語での運営が必須と説く。新年のあいさつもエレノア・ルーズベルトらのことわざを引用し英語で披露した。
 新たに婦人会長に就任した内山穂波氏は英語が堪能なため、若い会員を増やすためにも今後は婦人会と連携し、英語での運営力強化を目指したいと話した。また同会のホームページも現在の日本語版だけでなく英語版の導入も検討しており、今後一層、若年層の会員増加に力を入れていきたいと話した。
 福岡県の小川洋知事からは高齢者への祝状が届けられ、大谷松江さん、野田佳男さん、柳瀬律子さんの3人に手渡された。

 新村領事(右から3人目)と同会の代表者が鏡開きをして新年を祝福した

新村領事(右から3人目)と同会の代表者が鏡開きをして新年を祝福した
 新年会では、同県が実施する留学プログラムに参加するエミリー・プリビーさんとエリック・マツイさんに対する奨学金の授与も行われた。
 プリビーさんは九州大学の都市デザイン学部に、マツイさんは福岡工業大学のITビジネス学部にそれぞれ1年間留学する。
 2人は留学後、「日本で学んだことを当地で生かし、同県人会のメンバーとしてさらに積極的に会の運営に携わっていきたい」と話し、2人にはそれぞれ奨学金750ドルが授与された。
 昼食後は日本舞踊や松前会の民謡、マジックショーやカラオケ、小倉祇園太鼓などが披露され、会員たちはともに交流を楽しんだ。
 同県人会は新年会のほか、ラスベガス旅行や夏のピクニックの開催を通して会員同士の親睦を深めている。【吉田純子、写真も】
 
 田島喜八郎奨学金部長から奨学金を受け取ったエリック・マツイさん、エミリー・プリビーさんと宗会長(左から)

田島喜八郎奨学金部長から奨学金を受け取ったエリック・マツイさん、エミリー・プリビーさんと宗会長(左から)

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