県人会初の女性会長として3年間の大任を終えた西元美代子さんが勇退し、後任人事が思うようにいかず、小田さんに頼み込んで「難産の末」、ようやく決定した。頴娃町出身の会員は多く在籍するが、タック西顧問によると、同町からの会長選出は23年ぶりだという。小田さんは、南加庭園業連盟の会長も経験しており、リーダーシップの発揮に期待が寄せられる。
鹿児島出身で日系担当の新村出領事が祝辞を述べ、故郷の桜島にふれ「県人会も桜島のように活発に活動してもらいたい」とエールを送った。ピクニックへの寄付者の多さを知り、サポート体制が整っているとし「強大な県人会であることが分かる」とたたえた。
余興は、県人会の諸行事や県人会協議会の親睦演芸会で歌うカルカンコーラスのメンバーが元気よく合唱し、のど自慢の来賓と会員は、ソロとデュエットで熱唱。ドアプライズの抽選会も盛り上がり親睦を深めた。
年間を通して活動する鹿児島県人会は、新年会を皮切りに、青壮年部とヘリテージクラブの若い層が主導し、ピクニックやバレーボール、ゴルフ大会などで親睦を深めている。【永田潤、写真も】