各来賓が祝辞を贈り、協会の活動をたたえ、さらなる発展を祈った。JRA名誉会長を務める堀之内秀久総領事は、JRAが昨秋主催した日本食の祭典を高く評価した。日本政府が取り組む、和食のカリフォルニア、そして全米普及を今年も継続するとし「その重要なパートナーがJRAだ」と強調した。日本食文化振興協会理事の蒲原孝朗さんは、日本食の祭典に同協会が一昨年から参加し、日本の名産品の展示、試食、即売を行うコラボレーションについて紹介し「JRAは、日本の食文化をアメリカ人消費者に伝えようと、長年地道に努力していて素晴らしい」と称賛。日本食振興という志を同じくする参加者に向け「日本食の旗印の下に大同団結し、官民一体となって正統的な日本食文化の普及に励もう」と呼びかけた。
副会長に就任した増田堅太郎さん、ジェイソン・豊島さん、上地健太郎さんが紹介を受け、大きな拍手が送られた。JRAは役員の若返りを目指しており、3人は30代、40代と若く、副会長にはうってつけの人材だ。ともに飲食店を経営するJRA会員の長男の新二世で、家業を継ぐ。日英バイリンガルであることから、食品衛生局などとの外交や、イベントなどの広報に実力を発揮でき、活躍が期待される。
波多野会長は、表彰者について「メーカーには食材を寄付してもらい、ボランティアは労働力を提供してもらっている。多くの皆さんに、助けてもらっている」と感謝に堪えない。協会の運営については、会員向けの各種イベント―レストラン経営セミナー(衛生、法律、会計)や食品取り扱い証明書教室(マネジャーと従業員対象)などに力を注ぐとともに「助け合いができる組合として、レストランをまとめていきたい」と抱負を述べた。現在は約140会員が在籍するが、会員数を増やすことで、ベネフィットを充実させる意向を示した。
JRAの詳細は、電話213・687・4055。
www.jrasc.com
【永田潤、写真も】