ウォリアーズは5月30日、地元で行われたセントラル・カル・ウォーエンゼルス戦で、38―34の接戦をものにしプレーオフ出場へ大きく前進した。両チームは4勝1敗同士で、実力は伯仲。試合は、一進一退の攻防が終始続いたが、ウォリアーズは終了間際でインターセプトを決め、相手の猛攻をかわした。
センターで出場した鈴木によると、敵の裏をかく予想外のフォーメーションにその都度、対応し、指示を出したという。劇的なインターセプトを見守り「最後は、気力で勝った。ぎりぎりで勝てて、よかった」と安堵の表情を浮かべて喜ぶ一方で、思うように得点を挙げることができなかったとし「一からやり直して、修正したい」と気を引き締めた。
次は、6戦全勝の宿敵サンディエゴ・サージ(6日・カーソン)との大一番。勝てば、地区優勝が見えて来る。鈴木は「シーズンの最初からサージを倒すことだけを考え、対策を立ててきた。厳しい試合になると思うが、勝つチャンスは十分にある」といい、プレーオフ進出に向け意欲を示し、自身としては2度目の全米選手権へ焦点を定める。【永田潤、写真も】