経済誌「フォーブス」が毎年発表している「全米大学ランキング」で、ロサンゼルス郡にある私立大学ポモナ・カレッジが今年の1位に選ばれたことが29日に分かった。

 同誌は米国の給与調査会社「ペイスケール」が算出した卒業生の給与や、卒業率、学生の満足度などから全米650校を対象に、毎年独自に大学ランキングを発表している。
 ポモナ・カレッジはロサンゼルス・ダウンタウンから東方約33マイル(約52キロ)に位置し、生徒数1610人の小規模大学で、リベラルアーツに重点を置く。1887年に創立し、学部数は47、600クラスが設けられている。生徒と教員人数の割合が8対1となっており、生徒と教員の距離が近く、教育指導が行き届いていることも評価された。
 2位に選ばれたのはマサチューセッツ州にあるウィリアムズ・カレッジ。3位は加州にあるスタンフォード大学。4位はニュージャージー州にあるプリンストン大学。5位はコネチカット州にあるイェール大学。6位がマサチューセッツ州のハーバード大学。7位はペンシルベニア州のスワースモア大学。8位はロードアイランド州のブラウン大学。9位はマサチューセッツ州のアマースト大学。10位がマサチューセッツ州のマサチューセッツ工科大学(MIT)となった。
 加州の大学でランキング上位50位に選ばれていたのはカリフォルニア工科大学が33位、カリフォルニア大学バークレー校(UCB)が35位、同大学ロサンゼルス校(UCLA)が45位となった。
 大学のランキングに関しては、イギリスの高等教育専門雑誌「The Times Higher Education(略称THE)」が発表するランキングもある。フォーブスが米国内の大学に限定しているのに対し、THEは世界の大学を対象に、学者や研究者が表彰の数や、博士号をもつ教員の割合など13種類の評価基準を元に選出している。

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