ロサンゼルス港の南西約22マイルに位置するサンタカタリナ島で26日、自然保護グループの代表者が、島に生息している野生のバイソンに襲われたが、死んだふりをして九死に一生を得たという。

 クリス・ベーカーさん(43)はアリゾナ州フラッグスタッフに拠点を置くNPO「American Conservation Experience」のCEOで、カタリナ島で新たに設置予定のトレイルの視察をしていた。
 ちょうど道の角を曲がり終えた時、目の前にバイソンが現れ、ベーカーさんめがけて突進してきたという。負傷したベーカーさんは血まみれになりながらも、死んだふりをしてバイソンの関心を失わせようと、ただ静かに横たわっていたという。
 しばらくして消防隊員に救出され、ヘリコプターでハーバーUCLA・メディカルセンターに搬送され、治療を受けた。現在は容体も安定しているという。
 サンタカタリナ島は「カタリナ島」とも呼ばれ、青い海に囲まれたリゾート地として人気の場所。ロングビーチやサンペドロからフェリーが就航しており、1時間ほどで到着する。自然豊かな場所でハイキングコースもあり、およそ300頭の野生のバイソンが生息しているほか、釣りやマリンスポーツも楽しめる。

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