オレンジ郡アーバインにあるタナカ農園で18日、2011年3月11日に発生した東日本大震災で被害を受けた農家を支援するチャリティーイベント「Walk the Farm」が開催された。
参加者は約3エーカーの農園内を散策しながら、地元農家などから寄付された新鮮な野菜や果物が試食できる。農園の至るところには復興を遂げた被災地の現在の様子が分かる写真なども展示されており、東北の現状を伝える取り組みを行っている。
イベント開催に伴い、600人のボランティアとNPOおよそ50団体が協力し、今年は猛暑日にも関わらずおよそ2200人の参加者が集まった。
農園に設置された被災地の仮設住宅の様子を伝えるパネル
タナカ農園のグレン・タナカさんによると、今年は合計10万8千ドルが集まり、うち8万8千ドルが東北の被災農家に、2万ドルが干ばつに苦しむセントラル・カリフォルニアの農家に支援金として送られる予定になっている。
農園内を散策しながら野菜や果物を試食する参加者
(写真=マイク駒井)