パサデナ市の住宅街で1日、熊の親子3匹が住宅街に出没し、住民宅のプールで午後のひと時を過ごしているのが目撃された。カリフォルニア州魚類野生動物局が発表した。【吉田純子】

 最初に目撃されたのは同日午後、エンジェルス国立森林公園のふもと3500 Fairpoint Street付近の住宅街。1匹の母親熊と2匹の子熊が住民宅のプールで泳いでいるのが発見された。その後、親子は近くのゴミ箱をあさり、再び別の住民宅の敷地に侵入し、プールで午後のひと時を過ごしていたという。

 パサデナの住民宅のプールでくつろぐ熊の親子3匹=1日(地元テレビ局が上空より撮影)

パサデナの住民宅のプールでくつろぐ熊の親子3匹=1日(地元テレビ局が上空より撮影)
 住民が追い払うと、熊の親子は静かにその場を立ち去った。
 同局の広報官によると、エンジェルス国立森林公園のふもとの住宅街ではたびたび熊が目撃されているが、プールで泳いでいるところを目撃されるのは非常にめずらしいという。母親熊の体重は推定300パウンド、小熊は生後1年未満程度だったという。
 同局はロサンゼルス郡シェリフ局と協力し、3匹の捜索活動を行ったが、同日午後3時半頃に、3匹がエンジェルス国立森林公園に帰っていったのを確認したと発表した。レイバーデーを前に、熊の親子は一足早く親子水入らずの休日を過ごしたようだ。

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