
コートに選出された川口さん(左端)とパワーズさん(右から3人目)
毎年パサデナで行われる新年の恒例行事「ローズパレード」の2017年度のコートに、サウス・パサデナ在住の日系人のカーン川口真弥さん(18)とアーケディア在住のローレン・エミコ・パワーズさん(17)を含む7人が選ばれた。
今年は千人近くの応募者があり、スピーチスキルや学業成績、学校やコミュニティーでの活動をもとに厳正な審査が行われ、34人のファイナリストの中からコートが選出された。
学業のかたわら、ユニオン駅ホームレスシェルターでホームレスの人々に食事を提供するボランティア活動のほか、コミュニティーのバスケットボールチームでコーチとしても活躍している。
趣味はジム通いや食べ歩き、映画鑑賞、市内散策。高校卒業後はカリフォルニア州立大学フラトン校の看護学部に進学する予定だという。
川口さんの母・容子さんは「独立心が強く、ドレスも自分で購入していたようです。審査にかかる費用は何の援助もしませんでした。娘が選出されてとても驚いています」と話し、娘の健闘を心から喜んだ。
パワーズさんもアーケディア高校に在学中。ボランティアやガールスカウト活動にも励んでいる。
来年のローズパレードは1月2日(月)に開催される。コートは今後、ローズパレードに向け、さまざまなイベントに参加し、本番に備える。【吉田純子】