会合には、錦友会、国誠会、国総会、尚道会、国風会、錦龍会の各会の師範から、昨秋始めた初心者までが顔をそろえた。金瀬錦雅師の先導により、連盟会詩を合吟。朗々と吟じ、心を一つにした。
就任のあいさつに立った前田新理事長が、各流派の副理事長を紹介すると、会員は敬意を表し、大きな拍手を送った。理事長は、世木前理事長の功績を列挙し「特に一昨年夏の日米詩吟交流会で、会場をいっぱいにし、成功に導いた」と絶賛。さらに昨年の二世週祭吟詠大会では、会場を数年ぶりに小東京に戻し、一般客を多く動員したことをたたえた。
理事長は、会の規約にある▽会員間の相互親睦▽吟道の向上▽詩吟・吟舞の普及▽日本の吟会との交流を図る—を再確認し「連盟の理念に基づき、少しでも組織が前進するように努力したい」と意欲を示し、各流派の重鎮と会員の協力を求めた。
大東国岬師(羅府国誠会)が音頭をとり、新年の祝杯を挙げた。昼食後は、カラオケを楽しみ、詩吟で鍛えた自慢ののどを披露し盛り上がった。【永田潤、写真も】