来賓の千葉明総領事が祝辞を贈り、JRAの活動について「日本産の日本食と酒類の振興に尽力し感謝している」とたたえ、当地着任以来、半年で多くの食のイベントに参加し「みなさんの日本食普及にかける熱意を目の当たりにした。農産物輸出額1兆円達成を目標に掲げる日本政府としてもたいへん心強く感じる」と敬意を表した。
総領事は、北米の和食店は約2万1000店舗(一昨年の日本政府調査)に上ることを紹介し「その5分の1をカリフォルニアが占めており、店舗数はますます伸びていると聞いている。総領事館としては、日本食の先進地で引き続き努力し、和食を振る舞い、日本食の普及の場にどんどん活動の場を広げたい」と抱負を述べた。ロサンゼルス交響楽団のファンドレイザーに協力を依頼されているとし「日本食を披露する機会に恵まれているので、引き続き協力をお願いします」と話した。
新年のあいさつに立った波多野勲さんは、昨年度末で勇退し「次の柚原さんにバトンタッチをした」と話し、後を託したことを強調。「われわれは今まで通り、会員を増やし、日本食を広めることをモットーとして、やっていきたい」と述べた。
運営について柚原会頭は「レストランオーナーに情報を発信しながら、会員の拡大と若返りを図り、新しい若い世代に託して、さらに発展したい」と抱負を述べ、さらなる支援を求めた。
JRAは、年間を通してさまざまな行事を開いている。レストラン経営セミナー(衛生、法律、会計)、食品取り扱い証明書教室(マネジャーと従業員対象)、チャリティーゴルフ大会、すしを提供する老人ホームの慰問、二世週祭女王候補のスポンサー、日本食を広く一般に紹介する食の祭典などと、精力的な活動は多岐にわたる。
JRAの詳細は、電話213・687・4055。ホームページ—
jraamerica.org/
【永田潤、写真も】