関係者らに振る舞われた山形牛の焼き肉

 山形県の若松正俊副知事らが10月16日、同県の食材や観光資源を米国で紹介することを目的に、観光と県産品のPRレセプション「山形 観光と食の夕べ」をロサンゼルス在日本国総領事館で行った。当地の食や観光業の関係者らが集まる中、同県特産の日本米や山形牛、日本酒やワインなどを紹介し、同県の魅力をアピールした。【吉田純子、写真も】


つや姫を使用したおにぎり
 同県では、特産の日本米「つや姫」のほか、20種類を数える日本酒やワイン、サクランボや柿、メロンなどの農産物が豊富。なかでも「つや姫」は同県が10年の歳月をかけて開発し、認定を受けた農家のみ栽培することが許可されている。
 この日はつや姫を使用したおにぎりのほか、日本酒やワイン各種、山形ラーメン、名物の「芋煮」、山形牛の焼き肉やストロガノフなどが振る舞われ、日本酒・和牛の専門家が日本酒や和牛について特別講座を開催した。
 若松副知事によると、海外では一昨年に初めてハワイでプロモーションを実施し、つや姫を紹介。昨年はサンフランシスコで行った。「つや姫を起爆剤に一点突破で勝負したい。今年からは県人会もあるロサンゼルスで、米と日本酒に力を入れていきたい」と意気込む。

山形県の特産品などを紹介する若松正俊副知事
 日本酒やワインの製造も盛んで、日本酒の酒蔵は53蔵、ワイナリーは14軒あり、日本酒は毎年ハワイで開催される全米日本酒歓評会で11年連続で第1位に選ばれているという。
 今年5月に開催された世界最大規模のワイン品評会「インターナショナル・ワイン・チャレンジ」の日本酒部門の審査会は同県で開催され、同県産の日本酒が最高賞のトロフィーを3つの銘柄で獲得し、全体で17銘柄が金賞を受賞した。
 物づくりでは、伝統の技を生かした鋳物(いもの)や絹織物や木工品、最近では照明や有機EL、がん研究に有効なバイオテクノロジーなど最先端技術の開発や製品化にも取り組んでいるという。
 JA全農山形の齋藤義紀副本部長によると、ハワイでのプロモーションの後、日本に関わる人は山形を知っているが、一般の人には知っている人が少ないことを痛感。「米と肉は輸出できるため、品質を理解してもらい、歴史や祭りなど山形の文化と合わせて山形の食材も米国の人々に知ってもらいたい」と話した。

伝統の技を生かした木工品についての説明を聞く招待客


山形ラーメンに舌鼓を打つ関係者

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