外務大臣表彰を受賞した照子ワインバーグ氏
 日本政府は1日、令和2年度外務大臣表彰の受賞者を発表し、在ロサンゼルス日本総領事館管轄区域関係者では、人材派遣会社のテルコ・ワインバーグ・インク代表で、ロサンゼルス名古屋姉妹都市委員会委員長の照子ワインバーグ氏が受賞した。ワインバーグ氏は、姉妹都市交流をはじめとした活動を通じた日本と米国との相互理解の促進が認められ、このたびの外務大臣表彰受賞となった。

 外務大臣表彰は、国際関係のさまざまな分野で活躍し、日本と諸外国との友好親善関係の増進に、特に顕著な功績のあった個人と団体について、その功績をたたえるとともに、その活動に対する日本国民の理解と支持をいっそう深めることを目的としている。
 ワインバーグ氏は、愛知県一宮市出身。1978年に渡米し日系人材会社に勤務。同社米国法人代表を歴任後、94年に独立し人材派遣会社テルコ・ワインバーグ・インクを設立。設立者と代表者として、26年間にわたり、多くの企業に日系人と日本人を紹介しており、各方面から日米の架け橋となっている。
 ワインバーグ氏はまた、2005年にロサンゼルス名古屋姉妹都市委員会に入会し、13年に委員長に就任。これまで多数のプログラムやイベントを実施しており、昨年は両市の姉妹都市提携60周年を祝う「名古屋デー2019」をロサンゼルスで開催した。エリック・ガーセッティLA市長や河村たかし名古屋市長らを招き、4万人の来場者を集める大規模なイベントとなった。また、17年には名古屋市から名古屋観光文化交流特命大使を委嘱されるなど、長年にわたり姉妹都市間交流の中心的役割を担っている。

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