福岡県八女市で行われた除幕式。左から親族のカズエ・イノウエさんと、角田恵一(八女市議会議長)、三田村統之(八女市長)、江口勝(福岡県副知事)、ジョン・C・テイラー(福岡米国領事館主席領事)の各氏が出席した
 3月18日、福岡県八女市で故ダニエル・イノウエ上院議員(1924〜2012)の偉業を記念した胸像の除幕式が行われた。

 第二次世界大戦の退役軍人で、歴史上2番目に長く米国上院議員を務めたイノウエ氏は、父と祖父母が福岡県八女市の横山村(現在は八女市の城陽地区)からハワイに移住した後、1924年にホノルルで生まれた。
 銅像は城陽の公園内に建立されたが、この公園には日米の二国間友好の象徴とともに、イノウエ氏の政治的、文化的功績をたたえるために、2015年に米国から贈られた30本のハナミズキが植えられている。
 イノウエ氏と配偶者のアイリーン・ヒラノ・イノウエ氏(2020年に他界)は他の日系米国人指導たちと共に2008年、米日カウンシルを設立した。銅像の完成を心待ちにしていたが昨年に亡くなったアイリーン・ヒラノ・イノウエ氏に代わり、現理事長兼CEOのスザンヌ・バサラ氏が動画で祝辞を贈り、式典中に配信さた。除幕式の様子はYouTubeで「Monument to DanielInouye」と検索すれば見ることができる。

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