環境保護団体「シエラクラブ」のシニア・アソシエイト・ディレクターに就任したモニカ・エンブリー氏。カリフォルニア州のチームを統括する

 環境保護団体「シエラクラブ」が進めている「全米エネルギーキャンペーン」のシニア・アソシエイト・ディレクターにこのたび、モニカ・マリコ・エンブリー氏が就任した。今後はカリフォルニア州のチームを統括する。
 同氏は、ポモナカレッジを卒業後、2018年からシエラクラブに所属。これまで、公共慈業団体「カリフォルニア・コールズ」、国際環境NGO「グリーンピースUSA」、非営利団体「ポッセ財団」、環境保護団体「グリーンコープス」のほか、シカゴ市長選に出馬したミゲル・デル・ヴァレ氏のキャンペーンにも携わってきた。
 エンブリー氏は就任にあたりスタッフに向けて、カリフォルニアのチームがよりパワフルで協力的な「エネルギーキャンペーン」を進めていくために、自身の職務を全うしたいとあいさつ。「カリフォルニア州はエネルギーや気候、そして公平さに関する目標を減速ではなく加速させる必要がある。われわれは労働者やコミュニティーを政策の中心に据え、化石燃料から100%クリーンなエネルギーで駆動する新しい経済への移行を公正に行わなければならない」と述べた。さらに、次の段階では、「My Gen」(My Generation =クリーンエネルギー移行を目指す活動)や「Dirty Fuels」(危険な化石燃料から人々の健康や土地を守る活動)のチームが、他の全米キャンペーンや各支部、ボランティア、パートナーと協力して成功させるための必要な力を蓄えていきたいと説明。「われわれが政策や準備、対話、法律、デジタル、選挙などの面において目標を進めていくために、どう協力し合えるか、私に遠慮なく伝えてほしい」と締めくくった。
 シエラクラブは、300万人以上の会員を擁する米国で最大かつ最も影響力のある環境保護団体である。また、エンブリー氏は亡き祖母のスー・クニトミ・エンブリーさんが設立したマンザナー巡礼に長年参加している。

エンブリー氏(左から2人目)はマンザナー巡礼に長年参加している。写真はホームパーティーで日系人の友人とスパムむすびを作っている様子

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