ロサンゼルス国際空港(LAX)の国際線ターミナル内にセルフサービスの自動入国審査機が40台設置され、一般に公開された。同機の導入により手続きが簡素化され、海外から入国する搭乗者の待ち時間が短縮される。

 搭乗者は空港到着後、必要な情報と税関申告を同機に入力し、発行されるレシートとパスポートを税関国境警備局(CBP)の係員に提出する。
 同システムを利用できるのは、米国市民とカナダ市民、また日本を含む米国のビザが免除される計38カ国からの旅行者で、ESTA(電子渡航認証システム)に申請している人が対象。利用者も以前と変わらずCBP係員のインタビューを受けなければならないが、待ち時間は米国市民用の列で従来より39%、外国人用の列で18%それぞれ短縮できると見込んでいる。
 同機は、第2の国際線ターミナルとして機能するターミナル2にも近日設置される予定で、デルタ航空の国際線が乗り入れするターミナル5にはすでに同様な機械が10台設置されている。
 LAXの国際線ターミナルは昨年、900万人以上の利用者があり、今年はその倍の1800万人の利用者を見込んでいる。

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