あいさつに立った藤田会長は、まず新型コロナウイルスの感染を懸念し、今回のイベントの中止を考えたことを明かした。会長は話す言葉で分かれている日系人と日本人が助け合う社会の実現を提唱しており、この日の日系社会の各方面からのリーダーの参加を歓迎し「調和の取れた一つの日系社会を作ろう」と、協調を呼び掛けた。受賞者に敬意を表して各人の名を呼び、多大な支援に感謝。役員、会員、ボランティアの活躍を「年間を通して、コミュニティーイベントを支えてくれている」と称賛した。
7年務める会長職については「OCJAAに仕えることができてとてもうれしい」と笑顔で語り「皆さんの指導の下で、よりよいサービスを提供し地元コミュニティーとOCJAAのメンバーの役に立ちたい」と抱負を述べた。「われわれの素晴らしい未来のために今後も皆さんの温かい協力と意見、提案をもらいたい。オレンジ郡の皆さんの心のよりどころとな
OCJAAの役員の任期は1期2年。1月の理事会で2年目の留任が承認されたメンバー全員が舞台に上がり、期待を込めた大きな拍手が送られた。
今年で4年連続となるKeiroからの助成金の贈呈式が行われ、CEOのジーン・カナモリさんから藤田会長にチェックが贈られた。カナモリさんはOCJAAの高齢者向けの各種サービスを高く評価し、支援の継続を確約した。
OCJAAは毎年、エンゼルスの大谷選手の応援ツアーを行っており、昨年は約800人が観戦に繰り出した。今年は5月1日を予定し、会員と一般に参加を呼び掛けている。OCJAAはまた大谷選手の故郷、岩手・奥州市の「大谷翔平選手ふるさと応援団」とのエール交換の提案を受け入れた。この役員就任式で、横断幕を広げ奥州に向け「ゴー! ショーヘイ・オータニ! 」と気勢を上げた。この応援合戦の模様はビデオに録画され、奥州側のウエブサイトで公開される予定。