
レストラン情報サイト「Yelp」のレビューチーム「イェルプ・エリートスクワッド」の選出により、このたびタスティン市の「クリーム・パン・ベーカリー」(602 El Camino Real)がカリフォルニア州で最高のベーカリーに選ばれた。
2002年に稲田宣範(よしのり)さんが創業した「クリームパン」は、タスティンのほか、ファウンテンバレー市(15945 Harbor Blvd.)とロミータ市(24020 Narbonne Ave.)にも店舗がある。
「クリームパン」はインスタグラムに投稿し「当店を応援してくれて本当にありがとう。この栄誉は『クリームパン』の名を広めてくれると思う。お客さまの支援に改めて感謝したい」と喜びを述べた。

Yelpは全米各州でレビューチームによる最高評価のベーカリーを選出。「クリームパン」は「Treat Yourself in Every State」部門でカリフォルニア州のベスト1に輝いた。同店はクロワッサンやタルト、スコーン、そしてカツサンドやあんパンなどの日本のスペシャルメニューがあることでも知られている。また、のり巻きやおにぎり、カレーライスなどのご飯物もある。中でも、看板メニューは稲田さんが考案したイチゴのクロワッサンだ。稲田さんは21年に行われた羅府新報のインタビューで「どうやってこのメニューを思いついたのか覚えていないが、新鮮なイチゴとクロワッサンの取り合わせは見た目もかわいらしくぴったり合っていた」と語っている。大阪出身の稲田さんは、高校卒業後、アルバイト先でパン作りを学んだ。1988年、19歳の時にアルバイトを辞めパン屋で働くためにニューヨークに渡った。そこで2カ月を過ごした後、マサチューセッツ州ブルックラインの町で唯一のパン職人として雇われた。2000年、稲田さんは自分の店を持とうと決意し、ピックアップトラックで全米を走り回り理想的な場所を探した。それはボストンから始まり、ニューヨーク州、ワシントン、サウスカロライナ州、そして西はカリフォルニア州にまで及んだ。02年にオレンジ郡のタスティン市で最初の「クリームパン」をオープンすることを決めるまでに、米国を2度も横断したという。
「イェルプ・エリートスクワッド」は、Yelpのレビューワーの中から毎年選出されるカメラマンやライターから成るチームである。今回の「Treat Yourself in Every State」部門では、他にもマラサダ(ポルトガルの穴のないドーナツ)で有名なハワイ州ホノルルの「レナーズ・ベーカリー」や、コロラド州デンバーにある食パンや日本の焼き菓子を扱う「トーキョー・プレミアム・ベーカリー」などが選ばれている。(グエン・ムラナカ、写真=エリック・ハヤシ)
Yelpにレビューが掲載されたベーカリーのウェブサイトはは次の通り。
・クリーム・パン・ベーカリー(https://creampan.com/)
・レナーズ・ベーカリー(https://leonardshawaii.com/home/)
・トーキョー・プレミアム・ベーカリー(https://tokyopremiumbakery.com/)
