有地敏弘新会長(前列左)と80歳以上の会員で記念撮影
 昨年創立100周年を迎えた南加和歌山県人会は5日、モンテベロ市のクワイエットキャノンで新年総会と親睦会を開催した。およそ70人の会員らが集まる中、今年就任した新会長と新役員の紹介が行われ、会員らは就任を祝福するとともに、同会のさらなる発展を願い親睦を深めた。
握手を交わす有地敏弘新会長(左)と前会長の岡本啓三郎さん
 創立100周年記念祝賀会の陣頭指揮をとり、大役を務め上げた前会長の岡本啓三郎さんがあいさつに立ち、「無事100周年を迎え盛大に祝うことができたのは、みなさんのサポートがあったからこそ」と述べ、あらためて会員の協力とこれまでの支援に感謝の意を表した。
 続いて新会長に就任した有地敏弘会長が紹介されると、会員らは新会長を温かく迎え入れた。有地会長は今後の目標として、同会の高齢化を指摘し、「若い人にも興味をもってもらえるような会にしていきたい」と語り、若い世代の新会員を増やすことに力を注いでいきたいと力を込めた。
 昨年の記念祝賀会では、和歌山県庁から会員およそ100人に対し感謝状と表彰状が贈られた。新年会では祝賀会に出席できなかった会員に対し賞状が手渡され、会員は感激の面持ちで受け取った。
 また、これまでの同会への尽力をたたえ、80歳以上の高齢者およそ20人には紅白まんじゅうが贈呈された。
 会場にはプロの写真家が撮影した同県の名所の写真が一面に飾られた。記念祝賀会の際に和歌山県庁から贈られた写真の数々で、神倉神社お燈祭りや和歌山城など故郷の美しい写真を前に、懐かしさを含んだ眼差しを浮かべ、丁寧に鑑賞する会員の姿があった。
 昼食の後のエンターテイメントでは、日本民謡研究会と松豊会社中が民謡を披露したほか、カラオケや福引きなども行われ、会員らは余興を楽しむとともに、夏に行われるピクニックでの再会を誓い合った。【吉田純子、写真も】

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