伊藤前会長は同会の活動精神のとおり、82歳で会長に就任。新会長の今後の活躍に期待した。
南加県人会協議会の岩下寿盛会長と、南加日系商工会議所の安部新二元会頭は祝辞で「同会の会員は何か目的を持って人生を前向きに生きている人が集っている。お手本になる」と述べ、日系諸団体とも積極的に交流を図ってきた同会の発展を願った。
東日本大震災の復興支援のため、同会はこれまでに3000ドルを寄付。総領事館を通して被災地に贈られた。当日は震災からちょうど1周年ということもあり、被災地を視察した小田切領事が祝辞のあいさつで、現地の様子を振り返った。
家族を亡くした子どもたちが悲しみの中にも将来への希望を語る姿を目にし、日本が着実に復興しているのを実感。心から応援したい気持ちになったという。「百働会の先人もさまざまな試練を乗り越え、コミュニティーを発展させてきた人々。その元気を被災者に届けてあげたい」と語り、多大なる支援に感謝した。
この日は最高齢の松本実さんが、93歳とは思えぬ元気な姿で出席した。毎日朝晩に1マイル以上を歩き、起きてすぐの体操も欠かさないという。座右の銘は「自分に負けるな」。かつてがんを患ったが克服し「病気も含め自分の心に勝つことが重要」と説き、明るい笑顔を見せた。
同会の活動は3月の親睦会と5月のラスベガス旅行のみとなった。会員らは早くもラスベガス旅行での再会を心待ちにしているようだった。【吉田純子、写真も】