毎年恒例の行事に加え、会員にアンケートをとり、希望を取り入れながら皆が楽しんでもらえるような行事をこれからも増やしていきたいと意気込む。
職場の同僚から同県人会のことを聞き2年前に入会したという宇都宮市出身の川堀茂宣さん(29)は役員として、また同会の若い世代の代表としてイベント運営に携わっている。
在米7年になるが1度も日本に帰省しておらず、「故郷に帰ったような気持ちになれる」と、新年会をはじめ同会のイベントに出席し、同郷人との交流を楽しんでいる。「同年代や若い人たちの会員増加に貢献していきたい」。そう語る若者の姿を、先輩らは微笑ましくそして誇らしげに見つめていた。
今年の新年会にはゲストとしてロスアラミトスで整形外科医院を営む水口外茂次医師が招かれ、体の不調解消のための相談会が行われた。
同会に入会して8年目になるという松田佳子さんは、数週間前から腰の痛みを引きずっていることを同医師に相談。「ちょうどカイロプラクティックに行こうと思っていたので、タイミングよく先生に相談することができた」と語り、体の不調の原因がわかったことで満足そうな様子。
食事のあとの余興ではラッフル抽選会が行われ、栃木県の地酒のほか、同会顧問で元フランス料理シェフの佐藤了さんお手製のバナナブレッドやフルーツケーキも賞品として配られ、会員らは同郷人との交流を心行くまで楽しんだ。【吉田純子、写真も】