アーバインにあるユニバーシティー高校の日本文化クラブの生徒らが中心となり活動する東日本大震災復興支援「The Thousand Cranes Project(TTCP)」は3月25日、震災1周年のチャリティーイベントとしてベイクセールを催した。集まった約2500ドルは宮城県石巻市に送られ、同市の震災遺児支援に充てられる。
TTCPによる東日本大震災の復興支援は、昨年3月19日、5月21日に続き、今回で3回目。
25日は、ユニバーシティー高校の生徒のみならず、アーバインに在住する他校の高校生ら30人以上が参加。雨という悪天候にもかかわらず、多くが会場を訪れ、ともに東北の復興を願った。
会場では、ケーキやクッキーをはじめ、日本食や企業から寄付された商品などを販売。また高校生たちは、「千羽鶴に気持ちを込め、願いが叶うように」と、訪れた人にメッセージ入りの折り紙で鶴を折ってもらうなどした。
TTCPは、昨年3月のチャリティーイベントで集まった総額4529ドル56セント、また5月に集まった2500ドルをそれぞれ南三陸町に寄付している。