ネバダ州ミドルゲートで観測された金環日食。午後6時31分撮影(写真=木村一也)

 21日早朝から始まった日食は、中国南東部から香港、台湾、日本へと移り、太平洋北部を縦断し米国西海岸でも部分日食が観測された。カリフォルニア北部などでは金環日食が見られた。
 米国での日食は日没前で太陽の高度が低かったため、人々は丘など高台に登り、月に隠され太陽が欠けるのを待ち構えた。ロサンゼルスでは、グリフィス天文台やエコパークなど山の上に大勢の人が集まった。日食は、午後5時半ごろから始まり約2時間、天体ショーを楽しむことができた。日食は、太陽が水平線や地平線、山の向こうに沈む直前まで見ることができた。
 東京で記録されたきれいな形の金環日食がカリフォルニア北部、ネバダ中部とアリゾナ、ユタ、ニューメキシコの一部でも観測され、多くの天文ファンを楽しませた。
上部左側が欠けた日食。エコパークでは、夕日となってサンタモニカ山脈の向こうに太陽は沈んだ

Leave a comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *