重さ17万ポンド(約77トン)、全長121フィート(約37メートル)、高さは5階建てのビルディングに相当するエンデバーは、タイヤ160本を備えた特殊フロートに乗せられて時速2マイルのゆっくりとした速度で前進。途中の数カ所で市民にその威容を公開しながら科学センターまでの全長12マイルを2日間かけて進む。
エンデバーが通過する道路に面した街路樹が切られたり移植されたりし、また交通信号機や電柱などが一時的に取り外されたりしたほか、エンデバーの進む方向では道路の通行止めや交通規制が敷かれた。
エンデバーは同日午後4時半頃にイングルウッド、マンチェスター通りのフリーウエー405の直前で停止した。フリーウエーの高架が、機体と台車の重量に耐えることができないため、エンジンのない約半分の重量の台車に載せ変える作業を行った。陸送は約7時間の中断後、再開されトヨタの大型ピックアプトラック「タンドラ」がけん引し、約300メートルをゆっくりと進んだ。
エンデバーは、予定よりも1日に遅れた14日に科学センターに無事到着。今月30日から一般公開される予定だ。