ロサンゼルス・ダウンタウンのメトロセンター駅と小東京間1・9マイルをつなぐメトロのリージョナルコネクター事業(メトロレール接続)に伴う設備工事が、早ければ来月3月から小東京で始まる。これを受け、メトロは19日、コミュニティーメンバーを集めた説明会を日米文化会館で催し、理解と協力を求めた。
同事業に伴う設備工事は3段階に分けて行われる予定で、この日は1段階目のAT&Tによる電話線の移動工事についての説明があった。
メトロによると、AT&Tによる工事は、早ければ3月中旬から小東京のセントラルと1街の角から開始され、アラメダと1街の角に向かって1街上を移動しながら、約4、5カ月間続くという。工事期間中の周辺ビジネスや商店への影響を考慮し、道路や歩道の閉鎖は一切行わず、必要に応じて車線を縮小することで対応するとしている。
また、工事を行う時間帯についても説明があり、平日は午前9時から午後3時半まで、土曜日は午前8時から午後8時まで、日曜日は午前11時から午後6時の予定で、夜間の工事は行わない。しかしメトロは、平日のピーク時(午後3時半から9時)の工事も行えるようコミュニティーに依頼。これにより工事期間を20%短縮できると説明した。
メトロの説明では7月末ごろまでには工事が終わる予定だが、二世週祭が8月に予定されており、工事が長引いた場合、パレードなどに大きな影響を及ぼすとしてコミュニティーから懸念の声が上がり、メトロにあらためて予定期間内に工事を終わらせるよう訴えた。
【中村良子、写真も】