創立58年を迎えた全米最大の日系職業団体「南加庭園業連盟」(19組合、会員約1100人)は3日、モンテベロのクワイエットキャノンで新年会および新役員就任式を催した。今年は、役員会で会長就任が決まっていた長井正雄さんが体調不良により辞任したため、先月末、第一副会長だった荒木慶一さんの会長就任が決定した。
日系社会の代表者らが見守る中、就任あいさつに立った荒木会長は、連盟のために尽力した原田フランク前会長と、影で支えた夫人に感謝するとともに、「会長として実行すべきことが2点ある」と述べ、(1)高齢化が進む先輩会員への恩返し(2)連盟内および日系社会とより団結し、親睦団体としての責任を果たす―を挙げた。
発足当時5000人いた会員も現在は1100人程度へと減少。庭園業者を目指す日系人は少なく、日本からの移民もほとんどいないため会の高齢化が深刻化している。これを受け荒木会長は、「できる限り長く連盟を継続できるよう、さまざまな面から役員とともに最善策を検討し、連盟のために尽くしていきたい」と意欲を述べた。
さらに、南加日系商工会議所が年末に行う歳末助け合い運動や、南加県人会協議会が行っている育英奨学金などへの協力などにも力を入れ、日系社会との団結も強めていきたいと抱負を述べた。
離任のあいさつに立った原田前会長は過去2年間を振り返り、東日本大震災の際に会員らから多くの寄付が集まり、総領事館を通じ被災地へ送り届けることができたことに感謝。また、長年会員のために営業していた購買部が昨年閉鎖にいたったことに触れ、「これも時代の流れで仕方ないこと」と悔やむとともに、荒木新会長はじめ、役員一同にあらためてエールを送った。
新年会の席ではまた、連盟に貢献をした会員に感謝状が贈呈され、今年は藤谷征一さん、原田フランクさん、小田和男さん、大田エミーさんの4人に手渡された。
昼食後は、来賓を代表し大日本農会南加支会の野崎住吉会長、日米文化会館のビル・ワタナベ暫定CEO、全米日系人博物館のグレッグ・キムラ館長、南加県人会協議会の岩下寿盛会長、南加日系商工会議所の青木義男会頭、在ロサンゼルス日本総領事館の新美潤総領事らが、同連盟の活躍を称えるとともに、南加の街に緑をもたらす庭園業者に敬意を示した。
2013年の新役員は次の通り。(敬称略)
▽会長=荒木慶一▽第1副会長=山崎ブライアン▽第2副会長=濱田正▽第3副会長=祐福豊▽秘書=古川デレック▽会計=岡林茂▽特別会計=上野浩昭▽監査=岡崎吉見
【中村良子、写真も】
噂で聞いていましたがやっと見つかりました。
私はカリフォルニアで造園業がしたいと思っています、がビザや言語の壁があり半ば諦めていました。
日本では9年のキャリアがあります、カナダにワーキングホリデーを使ってガーデナーの経験も積めました。
その時海外で造園業をするという選択肢に出会いました。
どのようにしたらカリフォルニアで造園業に携われるのか教えて頂けませんか
個人的ですが自分で造った庭の一部を載せたwebを記載させて頂きます。