加州公衆衛生局の発表によると、2011年に同州で10代による出産が過去20年で最低を記録したことがこのほど、分かった。
 報告書によると、2011年は10代1000人につき28人の子どもが誕生しており、1991年の70・9人と比べて大幅に減少した。
 同局では、公立学校での性教育の義務づけや、同局が推進している若者を対象とした教育プログラム(CAPREP)などが減少につながったと見ている。
 10代による出産の大多数を占めるのが15歳から19歳のラテン系女性で、1000人につき42人の子どもが誕生している。1991年には74人だった。続いてアフリカ系が51・8人から34・1人へ、白人は20・1人から11・2人へ、またアジア系は13・9人から5・3人へとそれぞれ減少した。
 同局によると、10代で出産した女性の多くが学校を退学し、生活保護に頼った生活になる傾向にあるといい、今後も教育プログラムなどの強化に力を入れていくという。

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