18人の女性から性的嫌がらせ(セクハラ)被害を訴えられていたサンディエゴのボブ・フィルナー市長が辞任することが22日、分かった。3日間に及んだセクハラ問題の非公開調停で合意に達したものとみられる。
 市長のセクハラ問題に関しては、先月、元広報責任者の女性がフィルナー市長からセクハラを受けたとして訴訟を提起して以来、6週間の間に少なくとも18人の女性が相次いで同様な被害を訴えた。
 市長は謝罪を表明し、カウンセリングを受ける代わりに辞任しない意向を表明していた。しかし、被害を訴える女性が増え、その実態が明らかになるにつれ、市民をはじめ市議会議員らから辞任を求める声が高まっていた。
 辞任と引き換えに、サンディエゴ市はセクハラ訴訟により市長にもたらされた損害賠償の一部を支払うことに合意する模様。市長の辞任後は、90日以内に特別選挙を開き、新市長を選出する。

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