昨年度女王のフォリックさん(右)からティアラを被せてもらうイワタ新女王
 第73回二世週日本祭の今年度女王を決めるコロネーションボウルが10日夜、小東京のアラタニ劇場で開催され、6人の候補者の中からガーデナ・イブニング・オプティミストクラブ推薦のローレン・ナオミ・イワタさんが新女王に輝いた。
ステージを一周し、観衆の声援に応え手を振るイワタ新女王
 ファーストプリンセスにはパサデナ日本文化会館推薦のアシュリー・ミエコ・ホンマさん、ミス・トモダチには米国日系レストラン協会推薦のメグミ・ユハラさんがそれぞれ選ばれた。
 女王候補6人は演目に合わせて着物やドレスに身を包みステージに登場。日本舞踊やホイットニー・ヒューストンが歌った「I’m Every Woman」に合わせて軽快なダンスを披露し、会場を沸かせた。
 新女王に選ばれたイワタさんは、カリフォルニア州立大学ロングビーチ校で人間開発学の学士号、南カリフォルニア大学で加齢学の修士号を取得。現在は敬老シニア・ヘルスケアでインターンとして働き、日系コミュニティーの高齢者福祉に貢献している。
 「ステージでは緊張していたが、同時にとても興奮していた。自分の名前が呼ばれた時は信じられなかった」と振り返り、女王に選ばれたことを喜んだ。「これから1年間はコートたちとともに日系コミュニティーの代表としての役目を果たすとともに、加齢学を学んだことを生かし、健康的に年を重ねることの素晴らしさを伝えていきたい」と抱負を述べた。
 スピーチでは二世週祭を支えるボランティアの尽力をたたえ、「日系コミュニティーの歴史の1つである二世週祭が長きにわたり継承されているのも、こうしたボランティアの力が大きく、コミュニティーの存続に大きく貢献している」と力説。日系社会への思いを語り審査員と観衆の心をつかんだ。
 新女王とコートは11日に行われるグランドパレードに参加し、日系コミュニティーの代表としての初仕事を務める。【吉田純子、写真=永田潤】
2013年度二世週祭女王決定の瞬間。ローレン・ナオミ・イワタさんの名前がアナウンスされ驚くイワタさん(右端)

ミストモダチに選ばれたメグミ・ユハラさん(写真左)とファーストプリンセスにのアシュリー・ミエコ・ホンマさん(同右)

日本舞踊の披露で扇子を広げポーズを決める6人

ホイットニー・ヒューストンの「I’m Every Woman」に合わせて軽快なダンスを踊り会場を沸かせた

Leave a comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *