ロサンゼルス便の機体はボーイング777型機で、同機の操縦士免許を持っているエバー航空の張会長自らがこの日は操縦し、ロサンゼルスへと降り立った。
機体にはキティーのほかキキララやマイメロディーなどサンリオ社の19の人気キャラクターが描かれている。
ハローキティージェットでの旅はチェックインカウンターでキティーの搭乗券を手渡されるところから始まる。機内に一歩足を踏み入れるとそこはまさにキティーの世界。キティーがデザインされたピンクのエプロンを着用した客室乗務員が搭乗客を出迎えてくれる。
機内販売の商品も新たに限定のキティー製品を取り揃えた。
エバー航空の張会長は「ロサンゼルスは観光都市としても非常に見どころ満載の都市。誰をも幸せにしてくれるキティーが至るところにデザインされている同機で台北とロサンゼルスを結ぶことができて嬉しい」と就航を喜んだ。
サンリオ社の辻邦彦代表取締役副社長は「機体だけでなく、機内のアメニティーに至るまでキティーを可愛くデザインしてくれてありがとうございます」と感謝の言葉を述べた。
「常に優しい気持ちで描くようにしている」と語るキティーデザイナーの山口取締役キャラクター制作部長は「同機に搭乗してLAに来たが、長いフライトにもかかわらずすべてがキティーちゃんのグッズだったので空の旅をとても楽しめた。ファンの皆さんにも喜んでもらえると思う」と話し、乗り心地も快適だった様子。
キティーとのコラボレート商品「ヨシキティー」も発売されているほどキティーの大ファンだというヨシキさんは「子どもの頃からキティーは大好き。そのうちヨシキティージェットもでるといいですね」と語り、新たなハローキティージェットの完成を祝福した。
同機のLA発台北着便は毎週月、木、土曜、台北発LA着便は日、水、金曜で運航されている。【吉田純子、写真も】