最近日本のスポーツニュースのインタビューなどで例えばプロ野球の選手とかがよく結びに「応援よろしくお願いします」などと言うのを見る。プロの言うことかと思いますね。プロは収入を得る職業でやっているんだろう。応援などお願いしてやってもらうものではないよ。
口でなく一生懸命自分の仕事であるそのスポーツに打ち込めば応援なんぞ一途にやる姿に人々が自然にしてしまうものだ。政治家の選挙運動ではあるまいし、応援はプロにお願いされてするものではない。また選手やチームの熱狂的ファンならば頼まれなくても応援する。プロはプロの高い技術レベルで互いにひたすら競い合い頑張れば良いのだ。ベストを尽くす姿には応援は自然に湧いてくるのだとそう言いたい。
「応援お願いします」はアマの選手もよく言う。先のはプロの例で腹が立つが、アマの場合はというとこれも腹が立つ。はらたつのり、の心境だ。
何でアマチュアスポーツをする選手が応援なんかお願いするのか。アマは金のためにスポーツをするのではない。一生懸命やってベストを尽くす、そこに総てがあり自分も磨かれ豊かになる。アマ選手が応援などお願いや目的にするものではないよ。応援は一生懸命やる姿に思わずしてしまうもの。もち論、身内や郷土の選手なら誰しも始めから自然に応援するしそれが人間。と、まあうるさいことを言ったがこれが僕の独断的感想。
スポーツ選手よ、応援お願いしますなどと甘ったれずプロもアマもスポーツをやるならスポーツの本質を自覚し爽やかに潔く振る舞ってほしい。
ついでにもう一つ。オリンピックに選ばれ国民の期待を背に開催地に出かける若い選手が近年よく「楽しんで来たい」とか言うのを見ると何だそれと思う。
君たちの楽しみのために莫大な国民の税金を使って送り出す訳ではないんだよ。国費以外にも膨大な経費の支援体制と加えてたくさんのボランティアたちの動員が支えているんだ。期待に応えられるようにベストを尽くしますくらいは言ってほしい。全力で頑張るその自分を楽しみたいとか言うならまあいいけど。【半田俊夫】