やっと2015年がやってきた。暮れは1年分の仕事とその締めくくりである新年号作成でヘトヘト。体力が最低になるこの時期恒例の「年末風邪」も無事にひき、後は「正月休みにその風邪をなおすぞ」と計画。待ちに待った正月休みも家でゴロゴロしていたらすぐに終わってしまい、とうとう風邪はなおらずじまいだ。
「昔は『年末風邪』など3日もあれば完治したのに、年はとりたくないな」と一人でぼやくことがこの数年つづいている。
あと2、3日ほど休みがあればゆっくりできるのにと思うが、暮れの忙しい時期はそうもいかず、正月明けは購読者が待っている新聞づくりに取り掛からねばならぬから、やはり休みはそうそう取れるものではないぞ、と自分を納得させる。
そうこうするうち、今日で1月も3分の1が終了、早いものだ。そうなるとすぐに2月が、3月がと過ぎてゆく。4月になると「次の連休はいつだろう」とカレンダーを探し回る日がつづく。
1年の中ごろ、7月から8月にかけて二世週祭の特集号を作り、それが終わると一休み。ハロウィーンにキャンデーをくばり、サンクスギビングデーを祝ってから少ししてまた新年号作りに入るわけだ。
と考えてみると1年なんて「あっ!」という間。ならばそろそろ来年のことを考えておかねば。来年は申年。猿はすぐに「去る」から今のうちに再来年のことを…
「おいおい、ちょっと待てよ」と頭のすみで何かがささやいている。今年はやっと始まったばかり、10日しか経っていないじゃないか。一年の計もまだ決めていないのに。
今年はやはり体のことを考えて健康な生活を送るのだ! たしか昨年も同じことを思った気がする。思うだけで何もしないのが自分である。今年も多分ゴロンゴロンの生活がつづくだろうな。
ま、バカなことは考えずこれからの1年、暇な時間には空に輝く星々、遠くの山並み、流れる雲でも眺めながらゆるりと暮らすことにしよう。【徳永憲治】