ガーデナでフラメンコを指導する「ミカエラ・カイ・フラメンコ」は1月17日、同地のレストランでリサイタルを催した。今年で3回目。
当日は、20代から60代の生徒ダンサー8人が日ごろの練習の成果を発揮するとともに、15歳の若手バイオリニスト、清水香里さん、パーカッションのマノロ・池内さん、ゲストダンサーのジェイニー・キンテロさんとコリーナ・デル・ソルさん、そして、バルセロナ出身のスペイン人アーティスト、パコ&ヨランダ・アロヨ夫妻の卓越した本場フラメンコなど全16演目が披露され、110人の観客を魅了した。
この日、ソロを披露した長田理紗さんの踊りを見に来た友人の梶川光枝さんと田村裕子さんは、「普段はメイクもほとんどしていないし、とてもおとなしくておっとりとした性格の子なので、彼女の迫力ある踊りと表現力に今日はとても感動しました」といい、普段との違いに、「最初は彼女だと気付かなかった」ほどだったという。
アロヨ夫妻の弟子で、同フラメンコ指導者のミカエラ・カイさん(本名=安藤みちよ)はリサイタルを終え、「グループダンサーとして踊っていた生徒がソロやセミソロを踊れるようになったり、お客さまとしてリサイタルを見にきた方が生徒となり、1年後にダンサーとして衣裳をつけて踊っている姿を見ると嬉しく思う」と、生徒の成長した姿を喜ぶとともに、「フラメンコを通して自分の中の可能性や眠っている情熱、美しく輝く部分を見いだし、幸せを感じてもらいたい」とした。
同フラメンコでは、ガーデナのスタジオ(16418 S. Western Ave. Unit A)でグループレッスンと個人レッスンを行っている。初級クラスは毎週火曜日午前9時半からと木曜日午後7時半から、また中級クラスは火曜日午前11時からあり、この他、個人レッスンや2人から受けられる入門者向けクラスなどもある。料金はグループレッスンが20ドル、個人レッスンが40ドル。
ミカエラ・カイ・フラメンコの詳細は電話、310・874・3363またはウェブサイトで―
http://mikaelakaiflamenco.blogspot.com/p/class.html
またはメールで―
andousa@earthlink.net
【中村良子、写真も】