カリフォルニア州の深刻な水不足問題を受け、高級住宅地として知られるビバリーヒルズ市で21日、36%の節水計画が同市議会により承認された。今後、同市ではプールの使用のほか、芝生の水まきの日数も制限されることになる。

 カリフォルニア州の干ばつは今年で4年目に突入。深刻な事態を受け同州のジェリー・ブラウン知事は今月1日、住民に対し13年比で25%の節水を義務付ける行政命令を発令。学校のキャンパスやゴルフ場、墓地など大量の水を使用する施設などに節水が義務づけられた。
 また州政府は、住民1人当たりの水使用量をもとに、各自治体に目標となる節水計画を発表。ビバリーヒルズは広大な庭園が併設された豪邸が建ち並び、芝生の水まきに使われる水の量も多く、州政府は35%の節水目標を課す計画を発表していた。
 今後、同市では新しく建設されたプールに水を張ることが禁止されるほか、芝生の水まきを週2回に限定する。違反者には最高で罰金1000ドルが課せられる。すでにあるプールに関しては水を張ることは許可されている。

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