ウクレレを演奏していた両親の影響で、物心ついた時からウクレレを弾いていたというアンティーさん。16歳で南カリフォルニアに移り住んでからも演奏を続け、ウクレレ歴は50年を超す。活動は、主にハワイアンレストランなどに呼ばれて演奏するほか、地域のルアウ、そしてハワイに帰郷しても各所でステージに上がる。CDを出すなどウクレレ界では名の知れた存在である。
レパートリーは約45曲と豊富で、伝統のハワイアンミュージックを軸に、オリジナルを含むコンテンポラリーも持つ。店内でのパフォーマンスは、アンティーさんのウクレレと歌に合わせて、仲間2人がそれぞれリードギターとベースギターで合奏。時には、アンティーさんがフラダンスを披露し、店内を練り歩くと、釣られて踊り出す客も多い。
アンティーさんは、日本食店で演奏するのは初めてだといい「みんなが喜んで聴いてくれて、またお客さんとの一体感を味わうことができとても楽しい。ハワイ伝統の音楽文化を共有できて、とてもうれしい」と喜ぶ。
一子さんは、軽快な音色を奏でるウクレレの魅力について「『ポロン、ポロン』という優しくて軽やかな音楽が大好き。楽しい時はもちろん、寂しい時も演奏を聴けば、心がうきうきしてくる」と説く。「一度、聴きに来て、ハワイに行ったバケーション気分を味わってもらいたい」と、来店を呼びかけている。
ウクレレショーは、隔週木曜の午後6時から9時まで。1回約45分で、3セッションを行う。
ショーの詳細は一子さんまで、電話626・799・0534。店のウエブサイト―
www.aisouthpasadena.com
【永田潤、写真も】