ここ数年、家のモーゲージの利子が3%台で推移している。これから家を買う人や、払い込みがまだたくさんありリファイナンスしたい人にはいい機会だ。
さて、銀行に行くと顔見知りの窓口さんから「リファイナンスしないか」と勧められる。「また今度ね」といってごまかす。払い込みももうじき終わりだし…。
ついでに銀行のクレジットカードを作ってとも誘われる。加入させれば自分のポイントになるので誘うのは分かるが、利子が17~18%と高すぎる。「5パーセントに下がったら入るね」と言って断っている。今持っているのは昔からのカードで、利子はいまだに7~8パーセント。
以前そこの銀行のカードを持っていたが、しばらく使用しなかったら「アクティブがないようですので口座を閉じます」とかでクローズしたのはそちらでしょう、と言いたかったけどやめた。窓口さんが悪いわけじゃないし。
娘が初カードを申請した時はクレジットヒストリーがないので結構高い利子のカードしか手に入らなかった。なんと15%は安いほうで、ひどいのは18から19%とくる。時々僕にもお誘いメールが来るが、やはり平均17%。ほんとに驚きですヨ。
不思議なのは、モーゲージやクレジットカードの利子はどちらもプライムレート+何パーセントとしているのに、なんでこんなに差が出るのか、という点。
経済の好転を目指すのならば、客の購買意欲をかき立てればいい。現在、現金買いで高価な製品などを買える人は少ないと思う。しかしカードの利子がこれでは買い控えるのが客の心理。一所懸命支払っても利子ばかり取られてはたまったものではないから。
以前は口座を移したら1~2年間利子0%とかの勧誘がよく来ていた。最近は長くてせいぜい4カ月くらい。プロモが過ぎたらやはり十何パーセントになる。なんとなく詐欺のような気もしなくもないが、法律で認められた正規の手段。カード会社も各店舗からの手数料をあてにするより、カード所有者から利子を取り上げたほうが簡単だしより儲かるということか。
せちがらい世の中になったもんだ。【徳永憲治】