1月も下旬となった今、少々気が咎めるが、私が毎年恒例としている年間予測について記したい。私は毎年初、その年の年間大予測を20数項目にまとめて仲間内の勉強会などで予測しあい、翌年結果を競い合っている。これまで恒例として記載した項目である日米の為替と株価の推移、原油価格などに加え、今年はIS(イスラム国)とテロの脅威、尖閣諸島をめぐる日中の問題、南シナ海(南沙/西沙)諸島をめぐる中比、中越との衝突の危機などを予測項目に加えた。その他、日韓関係では関係改善とソウル日本大使館前の慰安婦像の撤去の有無、日露関係では、ロシア・プーチン大統領の訪日、首脳会談による北方領土の返還、北朝鮮関係では日本人拉致被害者の帰国の有無、と核・ミサイル問題の解決など、懸案事項が山積だ。
 これまで長い間「決まらない、動かない」といわれた日本の政治が安倍政権になって急速に動き出したこと、それに伴う集団的自衛権の方向付け、憲法改正への動き、少子化対策、2020年東京オリンピックに向けた外国人観光客の増加対応策など、今年は重要な方向付けがなされる年であることも注目だ。
 日本から海外へ目を向けると、米国の権威の相対的低下により、世界中の治安が乱れ、世界はもはや米国だけを頼る状態ではなくなっている。
 さらに、今年は4年に一度の米国大統領選挙とオリンピックの年だ。米国大統領選挙について世界の注目が集まるだろう。
 リオ・オリンピックが無事に開催されることを祈りつつ、日本人選手のメダルの獲得数が気になる。また、スポーツ関係への期待を込めて、テニスの錦織圭選手の世界四大タイトル優勝の有無、ゴルフの松山英樹選手のPGAツアー優勝の有無なども項目に加えた。マエケン(前田健太投手)がドジャースへ入団し、初年度(今年)何勝してくれるか?
 今年も日本人によるノーベル賞受賞という快挙があるか。期待したいところだ。
 このほか、今の時点では予測もしないビッグニュースで私たちは驚かされることだろう。想定外のニュースがわれわれにとってうれしいニュースであるよう願いたい。【河合将介】

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