4人が死亡、11人が負傷する銃撃事件が発生したウエストアダムスの住宅
4人が死亡、11人が負傷する銃撃事件が発生したウエストアダムスの住宅

 ロサンゼルス南西部のウエストアダムス地区で15日、4人が死亡、11人が負傷する銃撃事件が発生し、ロサンゼルス市警察(LAPD)は16日、容疑者2人の身柄を拘束した。

 逮捕されたのはジャマイカ国籍のMowayne McKay(33)、Diego Reid(25)両容疑者で殺人の容疑がかけられている。
 事件は15日午前0時半頃、同地区の住宅で行われていた誕生日パーティーの会場で発生した。
 事件発生当時、現場は一時的にレストランとなっており50人ほどの人がいたという。会場にいた男性の1人と両容疑者の間で起きた口論が銃撃に発展したとみられている。
 警察当局によると死亡したのは男性4人で住宅の中で遺体が発見されたという。うち1人は両容疑者と口論をしていた男性とみられている。死亡した4人を含め男性9人、女性6人の計15人が銃撃に巻き込まれた。
 負傷者は病院に搬送されたが、その多くがすでに退院したが今も治療を続けている人もいるという。
 犠牲者の名前などは公表されていない。
 ロサンゼルス・タイムズ紙の犯罪統計によると、同地区では今年1月から6月までに109件の暴力犯罪が発生している。しかし殺人事件は今年になってから今回がはじめてとなる。
 LAPDの統計によると今年7月16日までのLA市全体の犯罪率は前年同時期比で6・3%増加。窃盗犯罪は3・8%、暴力犯罪は15・9%それぞれ増加している。
 LA市のエリック・ガーセッティー市長は「今回の事件はLA市と全米に痛みと悲しみをもたらす無意味な銃暴力のまん延の一例となった。こうした悲劇を繰り返さないために、われわれは銃規制のための行動を起こさなくてはならない」と声明を発表した。【吉田純子】

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