次の攻撃でウォリアーズのランニングバック、プレシラ・ガードナーのロングゲインで、敵陣15ヤードまで攻めるも、タッチダウンを狙ったパスは、インターセプトされる。その後もウォリアーズは、肝心なところでミスが続いた。
常に2タッチダウン差を追う展開だったが、最後まで相手のオープンランを止めることができず、ウォリアーズは敗退し、今シーズンを終えた。
この日、スターターセンターを務めた鈴木は、試合について「とにかく攻めても攻めても、どこかで誰かがミスをした。そして得点してもしても、ディフェンスが次の攻撃を止められなかった」と、振り返った。レギュラーシーズン中はなかった拙攻、拙守の連続による自滅を「これもやはりプレーオフの恐ろしさかもしれない。(相手の)サージの執念と経験(2012年の全米女王)に勝てなかった」と語った。
鈴木は、チームオーナーに就任し2年目。オフ中はトレーニングと並行し、リクルーティングにも力を注ぎ、今季は42人の選手を登録させ「今シーズンは、若手が育つなど、チームとしては大成長を遂げたと思う。観客動員数も去年の2倍に伸びた」と、選手を兼任した充実のシーズンを送った。「蒔いた種は育ってきている実感があるだけに、今日の結果は本当に残念だけど、負けを受け入れ来季につなげたい」と、前を向いた。