県人会が取り組む熊本復興支援の活動状況が報告された。熊本支援ボランティア団体「Love for Kumamoto in LA」(安藤みちよ代表、http://loveforkumamotoinla.jigsy.com/)主催の募金活動を通して昨年、約1万5000ドルを集め、地震発生以来3万ドル以上の義援金が熊本県に送られた。
蒲島郁夫・熊本県知事から県人会に届いた祝辞と、復興を支援する日系社会への感謝状が読み上げられた。知事は会員に対し「熊本のルーツを大切に守り、本県とアメリカをつなぐ懸け橋として、たいへん重要な役割を担っている。みなさんの尽力に心から敬意を表したい」とたたえるとともに、熊本復興へのこれまでの支援に謝意を伝え、活動の継続を求めた。
プログラム後半の余興では、県人会が誇る芸達者たちが次々にステージに上がり、親睦会を盛り上げた。沖田会長の歌をはじめ、竹嶺会の民謡、松田高子さんの黒田節とおてもやん、95歳の上村志津さんは稗つき節、坂東流名取の藤村美月さんと生徒の西村ちよさんはおてもやん、そして参加者全員で復興支援の応援歌の「花は咲く」を大合唱した。また、フラメンコダンサー、ミカエラ・カイ(安藤みちよさん)による華麗なステージなどバラエティーに富んだ多くの演目が繰り広げられた。サプライズで沖田会長がフラメンコを披露し、会場を大いに沸かせた。炭坑節が流れると、参加者が踊りの輪の中に飛び入りで参加し、和やかな雰囲気をいっそう盛り上げた。
日米協会主催の「日米シンポジウム」が熊本市で11月14日から開催され、同協会LA支部では参加者を募集している。参加希望者は沖田義邦会長に連絡する。メール―
kumamonokita@gmail.com