「腰痛が痛い」。ふと(時折冗談で)口に出る。強調する狙いだが、同じ意味を繰り返すので、なるべくなら無駄を省いて避けるべき表現らしい。無意識のうちに使っている重複表現がたくさんありそうだ。中にはギリギリセーフな例も…。
 「未だ未解決」
 「一緒に協力」
 「過半数を超える」
 「はっきりと断言する」
 「日本に来日」
 「あとで後悔」
 「事前に予約」
 「約数分程度」
 「壮観な眺め」
 「ビクビクする臆病者」
 「後ろから羽交い締め」
 「最後の結末」
 「本当の正体」
 「米を精米する」
 「風呂に入浴」
 「思わず失笑」
 「ほっと安心」
 「射程距離」
 「胸騒ぎの予感」

 実は英語でもある。
 「Horseback riding」。「馬乗り」なのだが、馬の背中に乗る以外どこに…?

 「Bald-headed」。明らかに頭ですよね。

 「Free gift=無料ギフト」。ギフトにはフリーの意味も含む。

「Shiitake Mushroom」
「Koi Fish」
「Senso―ji Temple」
「Tonegawa River」
 それぞれ「椎茸」はキノコを指すし、「鯉」は魚だし、「浅草寺寺」、「利根川川」になってしまうので厳密には重複だが、なぜか許せる許容範囲に感じてしまう…あっ、また使ってしまった!【長土居政史】

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