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制作総指揮のアレックス・ウーは、1940年代当時の写真や資料を基にリサーチを重ね、ターミナルアイランダーと呼ばれる島民の子孫らから情報を収集。実存した「ミオ・カフェ」を始めとする当時の街並みはもちろん、人々の生活の様子に至るまでリアルに再現するよう努力した。
ウーは製作時を振り返り「オーディションにやってきた俳優の苗字が、リサーチで使った写真に写る『ミオ・カフェ』と同じだとスタッフに聞かされた。まさかと思ったが、本当にデレックの家族(曾祖父)が経営していた店だった」と試写後のQ&Aで明かした。ミオの両親や兄弟も会場を訪れ、最前列で鑑賞した。
「ターミナルアイランダー」のグループは、そろいの法被を着込み試写会に参加した。制作段階で協力し、完成試写会を心待ちにしていた。「とても楽しく鑑賞した。当時の街並みを知るのは80代以上の自分の親世代だが、おそらく、かなり忠実に再現されていると思う」「この先どうなるのか早く知りたい。次の放送日まで待てない」と感想を述べた。
昨年6月のオーディションで配役された井上は、決定の連絡を受けた時のことをこう語る。「知人との昼食の最中、マネジャーから電話で知らされた。嬉しくて思わず立ち上がり声を出したのを覚えている。キャストされて涙が出たのは初めて」
年が明けカナダのバンクーバーでクランクイン。2歳の娘と妻を残し、単身赴任で撮影に臨んだ。数日から数週間、短い時には日帰りでバンクーバーとロサンゼルスを往復することも。
AMC「ザ・テラー:Infamy」は毎週月曜日の夜9時にAMC、Apple TV、ROKUなどで放送中。日本を含むアメリカ以外の国と地域では、アマゾンプライムが配信する。詳細はAMCホームページ―
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【麻生美重、写真も】